
ストラスブール2026のワインコンクール:受賞結果から読む世界の動き
ストラスブール2026では、Mondial des Vins Blancsと新設のRed & Rosé Contestの主要受賞ワインが明らかに。世界のワイン市場を形づくる重要な動向が見えてきました。
アジアで出会う、魅力あるワイン
公開日:2022年5月26日
Wine Intelligence Global Wine Brand Power Index 2022で、Casella Family BrandsのYellow Tailが引き続き世界で最も強いワインブランドに選ばれました。

オーストラリアのワイン生産者Casella Family BrandsのYellow Tailが、引き続き世界で最も強いワインブランドとなりました。Wine Intelligenceが最新の報告書で明らかにしました。
年次調査Wine Intelligence Global Wine Brand Power Indexの第5版は、4億人超のワイン消費者を代表する25市場の2万5,000人超の回答を基に、各国のワインブランドを評価しています。今年の調査ではロシアを対象から外し、デンマークを加えました。
指標に用いるのは、消費者のブランド認知、購入した記憶、ブランドとのつながりです。各市場のワイン消費人口に応じて重み付けし、市場ごとのスコアを集計しています。
2022年もYellow Tailが首位となり、チリの生産者Concha y ToroのCasillero del Diabloが続きました。
Wine Intelligenceによると、両ブランドはそれぞれ25市場中3市場で首位でした。トップ10入りした市場は、Yellow Tailが10、Casillero del Diabloが14でした。
報告書は、世界最大のワイン市場である米国での存在感が、Yellow Tailの世界首位を決定付けたとしています。
カリフォルニアに本拠を置くE&J GalloのBarefootは3位でした。
大きく順位を上げたブランドとしては、7位のSanta Carolina、5つ上昇して14位となったApothic、8つ上昇して25位となったDark Horseが挙げられています。
パンデミック下で2年が過ぎても、ブランドのスコアは依然としてそれ以前の水準を超えていません。ただし、認知度は「比較的落ち込みにくい傾向にある」とWine Intelligenceは述べています。
2020年以降の指標の変化をもたらしたのは、購入した記憶とつながりのスコアの低下でした。新型コロナウイルス対策がワイン消費に与えた影響を映しています。
2022年の結果について、IWSR Groupのワイン部門COO、Lulie Halsteadは次のように述べています。「消費者にとって比較的混乱の少ない1年となり、小売店でも飲食店でもワインに触れる機会が再び増えました。消費者とのつながりという点でワインブランドの価値が安定してきたことに、安心しています」
Halsteadは、「投入コストの上昇とサプライチェーンの混乱の中で」入手しやすさと価値の訴求を維持しながら、「基本となる好ましいつながりの回復」に注力するワインブランドが成功すると見ています。

ストラスブール2026では、Mondial des Vins Blancsと新設のRed & Rosé Contestの主要受賞ワインが明らかに。世界のワイン市場を形づくる重要な動向が見えてきました。

Grands Jours de Bourgogne 2026を深く巡る旅。クリマの緻密な個性、印象に残る試飲、アジア市場との結び付き、変わりゆく世界の消費動向から、ブルゴーニュの今を探ります。

2026年2月16日の申込締切を前に、ストラスブールのワインコンクールは参加を決める最終段階に入ります。時期、参加の意義、国際的な認知を検討する生産者に向けた実務的なガイドです。